おひさしぶりの “ ワタス ” です。
今日は、昨今巷に知れ渡って来た住宅減税とやらについてです。
住宅および土地の分野に大きな需要があることは誰もが認めるところです。
現行の住宅ローン減税の控除額限度は160万円ですが、これを思い切って500万円に拡大することになったのはご存じの通りです。
また、いわゆる200年住宅といわれる長期優良住宅、耐久性、耐震性、省エネ性能などに優れていて長期に使用可能な住宅については600万円まで控除可能となります。
平成21年から25年までに入居した場合、一般住宅の最高のケースでは、毎年50万円が10年間も控除されます。
税額控除ですから、収めるべき税額から50万円そのまま控除されるわけです。
たいへん大きな効き目のある税制とも言えます。
しかも所得税から控除しきれない場合は、個人住宅税からも税額控除できることとしました。これは画期的なことです。
例えば、年収700万円の夫婦子供2人のモデル世帯で3000万円の住宅ローンがある場合、所得税からだけでは控除しきれません。
そこで国税、地方税を合わせて10年間累計で所得税が約165万円の軽減、住民税が約97万円の軽減となります。
住宅のリフォームも新しい税制が作られました。
省エネ化、バリアフリー化が推進されるかもしれません。
床や天井、壁の断熱工事、太陽光発電装置の設置工事などが対象になります。
また屋内の段差の解消、手すりの設置、浴室や便所の改良など税制で支援されます。
うちのおばあちゃん要介護で、いよいよ足もとがおぼつかなくなった…そろそろリフォームをしようか、といった話をよく聞くようになりました。
リフォーム市場がひと段落したと見られていたので、まだまだニーズの発掘が可能になったのではないでしょうか。
こうしたリフォーム工事を行った場合、工事費用の10%がその年の所得税から控除されることになります。
上限は工事費用200万円、太陽光が入ると300万円。
この税制がしっかり活用されことを政府は期待しているようです。
オール電化や太陽光発電も補助金などが拡充されてきました。
電気自動車の充電器だって既存の電材を使えば、僅か3万円で設置が可能です。
物を動かす、お金を動かす。
何はともあれ、作り手が誠意を持たなければならないと思う “ ワタス ” です。