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建材屋店長“ワタス”のParanoia Blog


相身互い。

お互いに納得し...ていたハズ。

気持ちよく終わ...ったハズ。

お金の問題を感情で解決してはいけないのです。

まして 「 問題 」 が、感情によって起きてもいけないのです。

「 問題 」 は常に、双方で事前に定めたルールに基づいて可及的速やかに解決されるべき事なのです。

 

問題が起きる背景の一つに、施主と施工者の温度差があります。

どうも双方の悪しき利害が一致してしまうようです。

施工者は、施主に不利益なことを話したくありません。

お金を払ってくれる人に嫌われたくないからです。

「 知らない方が幸せですよ 」 と言うハウスメーカーの営業マンすら存在します。

 

施主は、耳障りの良いことばっかり言ってくれる人が大好きなのです。

さらに崇め奉ってくれたなら気分は王様です。

起きるかもしれない問題や、「 もしも... 」 「 よしんば... 」 「 まさか... 」 の話なんかは聞きたくもありませんから。

 

家作り事業は、専門家責任として 「 とても耳障りな不利益事実の告知 」 を積極的に行う施工者と、自己責任の概念をしっかり身に付けた、事業最高責任者である施主の采配のもと、完遂すべきなのです。

自分の家なのですから。

施主にとって一大事業のはずなのに、施工者に対して根拠の無い信頼を寄せるのは、施主として無責任でもあります。

 

お互いに、そうそう簡単に信用できるものなのでしょうか...

 

お金を払ったのに、ちゃんと作ってくれなかったら困る。

ごもっとも。

ちゃんと作ったのに、お金を払ってもらえなかったら困る。

ごもっとも。

 

相身互いのような気がします。

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