お互いに納得し...ていたハズ。
気持ちよく終わ...ったハズ。
お金の問題を感情で解決してはいけないのです。
まして 「 問題 」 が、感情によって起きてもいけないのです。
「 問題 」 は常に、双方で事前に定めたルールに基づいて可及的速やかに解決されるべき事なのです。
問題が起きる背景の一つに、施主と施工者の温度差があります。
どうも双方の悪しき利害が一致してしまうようです。
施工者は、施主に不利益なことを話したくありません。
お金を払ってくれる人に嫌われたくないからです。
「 知らない方が幸せですよ 」 と言うハウスメーカーの営業マンすら存在します。
施主は、耳障りの良いことばっかり言ってくれる人が大好きなのです。
さらに崇め奉ってくれたなら気分は王様です。
起きるかもしれない問題や、「 もしも... 」 「 よしんば... 」 「 まさか... 」 の話なんかは聞きたくもありませんから。
家作り事業は、専門家責任として 「 とても耳障りな不利益事実の告知 」 を積極的に行う施工者と、自己責任の概念をしっかり身に付けた、事業最高責任者である施主の采配のもと、完遂すべきなのです。
自分の家なのですから。
施主にとって一大事業のはずなのに、施工者に対して根拠の無い信頼を寄せるのは、施主として無責任でもあります。
お互いに、そうそう簡単に信用できるものなのでしょうか...
お金を払ったのに、ちゃんと作ってくれなかったら困る。
ごもっとも。
ちゃんと作ったのに、お金を払ってもらえなかったら困る。
ごもっとも。
相身互いのような気がします。