家の打ち合わせは、実は数千の決め事を、同時に、連続的に、時には包括的に考えながら進められていきます。
時間の経過と共に考え方は熟成され、決まったことの少し、あるいは一部、あるいは大部分を考え直すこともしばしばです。
人が関わるということは厄介なことで、どうしても聞き洩らしがあったり、伝え忘れがあったりします。
客 「そんなこと聞いてないわよっ!」
営 「ちゃんと言いましたっ!」
客 「私はAが好きだって言ったじゃない!」
営 「好きだとは聞きましたが変更のご依頼は受けておりませんっ!」
客 「Aに変えてって言ったじゃないっ!」
営 「まだ伺ってませんーっ!」
・・・
数ある 「 解 」 の選択肢から、互いに何故その 「 解 」 を選んだのか…
それは、
お互い、自分にとって、それが一番都合良かったから (笑)
冷静になってください。
「 メモを取れば大丈夫 」 と思ったら大間違いです。
言った、言わないの低次元の争いにならないように、ぜひ 『 聞き上手 』 になってください。
耳障りなことに耳を傾けてください。
耳障りなことを、やさしく教えてください。
不利益なことに耳を傾けてください。
不利益なことを、誤魔化さず、優しく話してみてください。
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「コモン・センス」